シンリード@理系読書

理系大学院生による書評と読書感想文

「ネットフリックス コンテンツ帝国の野望」GAFAを超える!?【要点まとめ・レビュー】

ネットフリックス コンテンツ帝国の野望

こういう企業の成り上がりの物語などは非常に面白い。今やGAFAを超える勢いのNETFLIXが如何にして生まれたのか分かります。

本書概要&感想

 2018年10月時点でネットフリックスの契約者は全世界1億3700万人を超える。 最初はテレビ業界や映画製作会社がコンテンツを提供していたが、次第にヤバさを感じて提供の手は厳しくなる。今ではネットフリックスは自らコンテンツを制作している。 CEOはリード・ヘイスティング。 ネットフリックスキラーとしては21世紀フォックスを買収したディズニーや、通信+娯楽メディアに強いAT&Tなど。

 ネットフリックスは最初はレンタルDVDの会社であった。始めたきっかけは、店舗で延滞料金を取られたときに不自由さを感じたからだという。ランドルフとヘイスティングとの創設から始まり、ブロックバスターとの死闘やランドルフとの別れなど様々な物語が繰り広げられる。死闘の上で輝いていた技術は"シネマッチ"。かなり昔から、ビッグデータを用いたデータマイニングを行っているのは驚きである。次第に、ストリーミング再生へと移行していく。これも、最初はパソコンで見るしかなかったりと、ハード面のインフラも整えていくという膨大な壁を乗り越えてきていることを確認できる。2011年には初のカナダへ海外進出し、郵便DVD事業もやめる。2012~2018年の間で株価は2倍以上増加している。

 日本で言う、TSUTAYAやゲオが今やっていることを、相当前から行っているネットフリックスには驚異を感じた。アマゾンによって大手書店のボーダーズが倒産し、アップルによって大手レコード会社のタワーレコードが倒産。ネットフリックスによって店舗DVDや郵便レンタルDVDの会社も倒産している。日本のTSUTAYAやゲオの未来も想像すると怖い。まだ日本ではネットフリックスは普及はしきっていないが、油断はならないように思う。