シンリード@理系読書

理系大学院生による書評と読書感想文

【書評】後悔しない超選択術 メンタリストDaiGo 著

後悔しない超選択術 メンタリストDaiGo

後悔しない超選択術

後悔しない超選択術

 

なんだかんだDaiGo本は4冊目。読みやすくて実用的な内容が多い。

 

【本書概要&感想】

  どういう選択を重ねることが良いか。それは"最高の選択でなく、後悔しない選択をする"ことである。死を覚悟した患者の5つの後悔は「他人の期待に従って生きすぎた。働きすぎた。素直な感情を表現しなかった。友人にあまり連絡をとらなかった。自分をもっと幸せにすれば良かった。」であるという。まずは、正しい選択は存在しない、今ある成功は過去の自分の選択の結果ではない、選択肢が多すぎると不幸になるといった認識が大事に思う。

 本書ではまず、5つの意志決定スタイルについて書かれている。人間は各自のスタイルに合った選択をしやすいという事を知り、合理的スタイルに近づける習慣をこころがける事も大事。楽をしない、無意識に流れてないか。1年後、10年後を想像するクセをつける事が有効。

 また、選択の受け止め方は2つある。マキシマイザー(完璧主義)とサティスファイザー(完了主義)だ。サティスファイザーの方が満足度は高い傾向にある。マキシマイザーであったとしても「合理的に選択してその結果に満足する。」ことが後悔しない選択の根幹となる。そして一度、本当に自分で選択しているのかと疑ってみることも大事であり、まずは選択するための準備から書かれている。計画錯誤(自分の時間を過信してないか)を見直すこと、朝本を読むではなくもっと明確なプランを書き出すことなどは試してみたい内容だった。

 後悔しない選択をするための習慣として①複数のサンプルを用意する、②難しい選択は午前中に済ませる、③不安への対策をすることが重要。本書では、朝の使い方、ルール化や物を増やさないこと、ジャムの法則、アイビーリーメソッドなど具体的な内容がたくさん記されていた。個人的に、③における不安と興奮の体の変化は同じであり不安を興奮と捉えられれば心理的負担が減るといった内容は面白いと思った。そして5つのバイアスがあることは抑えておきたい。感情バイアス・プロジェクションバイアス・サンクコストバイアス・正常性バイアス・メモリーバイアスだ。5つそれぞれに対しての説明と対策が書かれている。選択時の状況とそれによって起きる未来の状況を近づけるといった考えは面白く感じる。

 最後に後悔しない選択をするためのトレーニングが書かれている。感情の粒度を上げることが大事で外国語を学ぶと新たな表現も生まれるので有効ということが興味い内容だった。また、自分のコアバリューを明確にして、日々そのコアバリューのためにどのような選択をしたかを認識していくことが重要に感じた。

 

満足度 ★★★☆☆