シンリード@理系読書

理系大学院生による書評と読書感想文

【書評】宝くじで1億円当たった人の末路 実際にあった話から学ぶ

宝くじで1億円当たった人の末路 鈴木信行 著

宝くじで1億円当たった人の末路

宝くじで1億円当たった人の末路

 

全部で350ページくらいあるが、宝くじで1億円当たった人のストーリーは最初の20ページ程度(笑)。タイトルだけ見て買った人はちょっと期待と違うかも。他にも、キラキラネームの人の末路など様々なパターンの人の末路が書いてある感じです。

 

【感想】

 宝くじで1億円当たったらどうなるか。「近隣トラブル,金銭感覚が狂い逆に貧困化する、仕事をやめると退屈になる。」といったことが挙げられる。実際に、周りから"おすそわけ"を都合よくねだる人が現れること、NBA選手の60%は5年以内に破産しているという事実、労働は我々を"退屈・悪徳・欲求"から逃れしめるということが書かれていた。何かを成そうとして破産してしまった人には、その分の経験値等の資産があるかもしれないが、宝くじに関しては何も残らないので恐ろしい。リターンやリスクを過大評価しすぎてないかを正しく考える必要があると感じた。

 他には、"孤独な人の末路"や"賃貸派の末路"、"グロい漫画が好きな人の末路"などが面白く感じた。深い人間関係は「孤独を知った者同士」の間に生まれ、群れると自分が何を考え欲しているのか分からなくなること。持ち家と賃貸それぞれ良さとリスクはあるが、賃貸の方が自由度は高めということ。あとグロい漫画にハマる子供がいても問題はないらしい。などなど、普段気に留めないようなことも多く書いてあったので、目を向けるいい機会にもなったと思う。

 

満足度 ★★☆☆☆