シンリード@理系読書

理系大学院生による書評と読書感想文

【書評】もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

数年前にはやった一冊。読書に興味の無かった僕でも知っていたタイトルを今読んでみました。

 

【感想】

  ドラッカーのマネジメントを、高校野球に生かしていく流れが的確で分かりやすく、何よりストーリーが面白かった。ドラッカーのマネジメントは読んだことないですが、本書で出てくる引用部分だけ見てもちょっと難しそうな内容に感じる。そんな難しい内容の本の重要部分を抜き取ってお手軽にかつ楽しみながら読めるという最高の一冊だと思います。

 

【大事そうなこと】

 マネジャーの資質として最も重要なことは「真摯さ」。そして組織においてはまずは「組織の定義づけ」が大事であり、そのためには「顧客は誰か」を考える必要がある。

 企業の2つの基本的な機能は「マーケティング」「イノベーション」である。マーケティングとしては、顧客スタートで「顧客は何を買いたいか」を問う必要がある。また、働く人に成果を上げさせながら働きがいも与えなければならない。そして、最大の資産である「人」の強みを生かし生産的なモノにしていく必要がある。責任を持たせることや目標の設定も成功に繋がる要素である。また、企業が存在するのは成長する経済のみでありイノベーションを用する。陳腐化したモノを計画的かつ体系的に捨てることがイノベーションの第1歩である。

 組織の規模にも限界が存在し「最高」でなく「最適」を目指す必要がある。規模は内部でなく地域社会に対してどうかで判断するものであり、新しい市場においては独占的より競争相手がいるほうが業績が良い場合が多い。また、成果や業績によって評価される人を可能な限り増やす必要があり、そのような中では人事に関する意思決定が大事である

 

満足度 ★★★★☆