シンリード@理系読書

理系大学院生による書評と読書感想文

【書評】コンビニ人間 芥川賞受賞作品

 コンビニ人間 

コンビニ人間 (文春文庫)

コンビニ人間 (文春文庫)

 

【感想】

 主人公のなんとも言えない無機質さ。普通になるために、表面だけが変化し、奥にある部分では無機質に俯瞰している。コンビニの世界だけが本質を動かしているのだ。途中で出てくる男の白鳥も、どうしようもない捻くれた人間であった。正直読んでいて、スッキリしない内容ではあるが、"普通"の捉え方も様々あると感じた。解説をみて初めて意識したが、五感の使い分けも素晴らしいとのこと。

 

満足度 ★★★☆☆